昨年ブログを始めたころ初めて書いたRTAの記事はPico RTAでした。
2年近く前に発売されたアトマイザーで、今でも根強い人気があります。
今回はそんなPicoの後継機!Pico RTA V2をレビューいたします。
8月7日に発売開始です。
私のは公式グループで購入したので発売開始日よりも早く到着してくれました。
Contents
Pico RTA V2のパッケージと内容物
パッケージ


V1の時と同じ、ガムボトルのようなパッケージです。
内容物

内容物は
- Pico RTA V2本体
- 予備Oリング
- 予備ネジ
- 工具
となっています。

本体の仕上がりがめちゃくちゃ綺麗ですね。


Pico V1はタンクにリキッドが入った状態でデッキにアクセスすることができませんでした。
V2は新規パーツを追加することで、デッキへのアクセスを可能にしています。
そのパーツを取り外しする際に使うのが上の写真の見慣れない工具です(後述)
Pico RTA V2のスペック
- 径:22㎜
- 高さ:30㎜(接続部、ドリップチップ除く)
- タンク容量:2ml
- 重量:32.8g
- 素材:SUS304(メタルパーツ)、PMMA(タンク)、PEEK(チャンバー・チムニー・インシュレーター)
スペックはこんな感じ。
低抵抗気味でも対応できるようになったPico V2ですが、タンク容量は2㎜なのでちょっと物足りなさはあります。
が、この小ささがPicoの特徴でもありますのでこれはこれでいいのかなと思うところですね。
分解してみた

分解するとこんな感じ。
パーツ数は多めです。
インシュレーターなど小さいパーツもありますので、洗浄の際は無くさないように気を付けてください。
Pico V2の各種詳細
接続部


ピンはデッキから伸びているタイプなので調整はできません。
それほど飛び出ているわけでもありませんし、ハイブリッドで使うのは怖いですかね。
それにしても綺麗です。写真は洗浄前を撮っていますが、細部まで汚れもなく加工もかなり綺麗です。
ただ、使う前の洗浄はした方がいいと思います。
チムニー裏

チャンバーのキャップ部分もPEEK材ですね。
形状はややラウンドしているような形になっています。
エアフローの調整
Pico V2の最も特徴的な部分です。

エアフローコントロールリングとベースパーツですね。
見て分かる通り、六角形になっていて組み上げた状態では調整できません。
一度調整してしまえば設定したところから不意に動くこともなく、個人的にはこれでもいいですね。
ただ、賛否わかれるところだとは思います。

リングの方には楕円形のホールが2つ。



ベース側にはこのように1.5㎜のエアホールが1つ・2つと開いていまして、ホールが開いていない箇所も使いますと、1~4つ開放が選べます。
1つ開放だとかなり重たく(それでも口吸い派の人には軽いかもしれない)、4つ開放(全開)だと結構軽くなります。
個人的には全開でも0.6Ωくらいまでかな…?というところではありますでしょうか。
ただ、使うワイヤーやビルド、好みによっても変わってくると思うので一概には言えませんが…
デッキ構造

デッキ構造はほぼ変わりませんが、デッキ側のエアホールは3㎜に拡張されています。
コイルのドライバーンにはV1と同様、チャンバーでベースに固定しなければなりません。
もしくは、セラミックピンセットで抑えながらやる方法もあります。
タンクにジュースが残っている状態でビルドを行うなら、チャンバーはタンク側に残りますので、必然的にセラミックピンセットで抑える方法しか使えません。
この時、うっかり金属製のピンセットで抑えて通電しないように気を付けてくださいね!
ビルド!

カンタル26G、3㎜コア、マイクロシングルです。
抵抗値は0.73Ωになりました。
チャンバーはV1の時と違ってマイクロチャンバーといったオプションはなく、この標準のクロスチャンバーに集約されています。
デッキ内を狭めつつドライバーンなどの時もやりやすいチャンバーです。
コットンを通す時はまた、チャンバーを取り外し、デッキの窪みにコットンを添わせます。

ガッツリ窪みを埋める必要は無さそうで、置くような感じで問題なかったです。
ウィッキングはシビアではないと思いますが、どちらかというと漏れよりもドライヒットを警戒したほうが良さそう。
1週間ほど使いましたがジュースコントロールがない割に漏れ出てくることはありませんでした。
が、コットン量があまりに多すぎるとチェーンしづらい時はありました。
3㎜径のコットン量なら端を少し削いでやるくらいがちょうどいいでしょうか。
この辺は使うリキッドや抵抗値などでも変わってきますよね。

リキッドチャージ用のホールも3㎜に広がりました。
ユニコーンボトルで苦も無くチャージ可能です。

リキッドがある状態でデッキを取り出すには、まずボトムパーツを外します。
で、引き抜くだけ

こんな感じですね。
写真のチャンバー・チムニー・トップキャップはオプションパーツです。

リキッドが残っている時でもデッキを取り出せるようになったのはこの薄い金属パーツのおかげなのですが、素手では取り外すのが困難です。
そこで、この専用工具を使って取り外しをするようになっています。
オプションパーツ
Picoの魅力としては、オプションパーツの豊富さですよね。

写真に写っているのは、ウルテム製のDT、チャンバー、チムニー、AFC、PMMA製のDT、トップキャップです。
その他のオプションパーツについてはPromist VaporさんのPico RTA V2販売ページをご覧ください。

組上がるとこんな感じ。
タンクは外側のみポリッシュなので、リキッドが入っていないと上の写真のように曇っています。
ドリップチップはオプションのウルテムDTです。
標準タンクはリキッドを入れると透明になりまして…


使っているオプションパーツはPMMADTとPMMAトップキャップ、ウルテムチャンバー、ウルテムチムニー、ウルテムAFCです。
いやもうホント眼福です(笑)
オプションパーツも数を揃えてしまうと結構な出費になってしまいますが…
Pico RTA V2を使ってみての感想
それでは吸ってみましょうかね!
スーーーー

吹き出し内がPicoPicoうるさくてすみません(笑)
味の系統はV1の時と変わらず、Pico独特の濃い凝縮されたような味わいです。
めちゃくちゃ美味いですね。
そして、ドローの選択幅が広がったことはかなり嬉しいです。
私みたいに0.7Ωとかその辺が好きな人にもかなりオススメですし、味のPico感を失わずにミスト多めで楽しむことができます。
マイナス点だと、個人的に一番気になったのはMODからPico V2を取り外す時ですね。
MODに強めに取り付けてしまうと、取り外そうとしたときタンクの方が回ってしまって、ベースがMOD側に取り残されてしまいます。
うっかりタンクだけ取れちゃってリキッドがダバーっといってしまう事態になりかねません。
MODから取り外す時は結構慎重に、ボトム部分を持って回した方がいいと思います。
分解に付属の専用工具を使う点も面倒に思う人は多いかもしれません。
現在ではミニサイズのRTAの選択肢がかなり多くなっていますので、その中で競争した時、使いやすさでいえばPico V2はデメリットも目につきますよね。
が、それ以上に味がいいんですよね。
ただ単に美味しいっていうのじゃなくて、Pico独特の味ってあるじゃないですか?
あれを低抵抗気味で楽しみたかったので、個人的には購入して実際に使ってみても、満足感はかなり高かったです。
Picoファンの人はもちろん、ショートサイズのRTAを探しているって人には是非とも選択肢に入れていただきたいRTAです。
というわけで、気になる人は
で本日(8月7日)より購入可能です!
…と思ったらもう売り切れてますね…
いやね、ぶっちゃけさっきも書いたようにサイズ小さいRTAって選択肢増えてるので、瞬殺はないかなと予想してたのですが…
恐るべしPico…!
サイトによると次回入荷は9月上旬ごろみたいですね。
ちなみに、Pico V1との比較が見たい方はGabishさんの記事がとても詳しいです。
Pico RTA V2 レビュー(Gabish Vape Blog – 電子タバコのひとりごと)
それでは今日はこの辺で!
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